MBTI診断のアルファベットって何か意味があるの?
今回の記事では、INFJ(提唱者)やISFJ(擁護者)など、MBTIの診断結果の2文字目に表示されるアルファベットの意味についてご説明します。
1文字異なるだけで物事のとらえ方がガラリと変わるようです!
MBTI診断のNとSの違いとは
MBTI診断において“N”は「直観型」、“S”は「感覚型」であることを示します。
それぞれの特徴についてご説明します。
N(直観型)の特徴は
N(直観型)は、目先の細かな事柄よりも、未来への展望や抽象的な概念など、スケールの大きな分野に強い関心を持っています。
また、優れた創造性や柔軟性を持ち、革新的な視点から問題を解決することを得意としています。
そのため、新しいアイデアや可能性を探求する傾向にあります。
S(感覚型)の特徴は
S(感覚型)の特徴は、細部に注意を払い、詳細な手順や具体的な事実に基づいて物事を進行するように心がけています。
そのために、過去の経験や実績をもとに行動の手立てを考え、安定性や信頼性を重視する傾向にあります。
また、物事を実際に見たり触れたりすることで、感覚的な情報や体験を得ることを好みます。
例えるならN(直観型)は空想家、S(感覚型)は探求者と言ったところでしょうか!
NとSを見分ける質問とその回答とは
N(直観型)とS(感覚型)を見分けるために、有名な質問として次のような問いがあります。
みなさんは「みかん」が目の前にある時、何を頭に浮かべますか?
N(直観型)とS(感覚型)で、「みかん」に対するとらえ方が以下のように異なるようです。
産地はどこか、なぜここにみかんがあるのかなど、みかんの背後にあるストーリーや存在意義について考える
みかんの形や香り、味や色、手触りなど、実際に触れたり見たりすることで五感を通して感じるみかんの特性に注目する
みなさんはどちらのとらえ方に近かったでしょうか?
【MBTI診断】NとSの恋愛傾向の違いは
次に、N(直観型)とS(感覚型)の恋愛傾向の違いを見てみましょう。
N(直観型)の恋愛傾向は
N(直観型)は、相手の本質や可能性を見抜くことができるので、パートナーに対して、深い絆や精神的なつながりを感じられるような言動を求めます。
また、心を開いた相手には感情的な共感や理解を重視する傾向にあるため、信頼感や安心感など、相手との心からのつながりを大切にするようです。
S(感覚型)の恋愛傾向は
S(感覚型)は、パートナーとの共通の趣味や経験を大切にするため、日常的な関わりや旅行、行楽といった具体的な行動を求める傾向にあります。
また、恋愛に対して忠実さを重視するため、安定した関係を築くことに重点を置くようです。
感情的な充足で愛を感じるか、デートを始めとした具体的な行動で愛を感じるか…という点が異なるようですね!
【MBTI診断】NとSの職業や仕事上の違いは
次に、N(直観型)とS(感覚型)の適職や、仕事の仕方の傾向を見てみましょう。
N(直観型)の適職や仕事の仕方とは
N(直観型)の適職の一例は以下のとおりです。
- コンサルタント
- ディレクター
- プランナー
N(直観型)は、全体を見渡す力に長けている上、直感的な洞察力や創造性に優れているため、先を見越した提案や指示、サービスを提供する仕事に向いています。
仕事の仕方の傾向としては、新しいアイデアや解決策を見つけ出すことに重点を置きます。
革新的で鋭い視点を持つN(直観型)は、状況に応じて仕事の仕方を変える柔軟性があり、突発的なトラブルにも対応できる臨機応変な一面を持ち合わせています。
S(感覚型)の適職や仕事の仕方とは
S(感覚型)の適職の一例は以下のとおりです。
- デザイナー
- 医療関係職(看護師、医療従事者など)
- 人に教える仕事(講師、インストラクターなど)
S(感覚型)は、他人への共感力が強く、行動力が高いため、自己を表現する仕事や他人のために献身する仕事に向いています。
仕事の仕方の傾向としては、細部に注意を払い、具体的な手順や詳細を重視するので、常に安定した成果を出すことができます。
また、過去の経験や実績をもとに、仕事の仕方を日々ブラッシュアップするため、経験を重ねる度に洗練され、より効率の良い仕事ができるようになります。
考えてから行動に移すのがN(直観型)、行動してから考えるのがS(感覚型)の特徴ですね!
【MBTI診断】NとSの相性とは
違いが多いN(直観型)とS(感覚型)だけど、相性はいいの?
N(直観型)とS(感覚型)の相性は、必ずしも良いとは限りません。
何事においても全体を見渡してから行動したいN(直観型)、細部にまで目を配り慎重に物事を進めたいS(感覚型)とでは、行動のペースや価値観の違いにより摩擦が起こりやすいです。
しかし、細かい事は取りこぼしやすいN(直観型)、全体の動きや未来を見据えた行動が苦手なS(感覚型)ですから、互いの苦手分野を互いの得意分野で補い合える関係とも言えます。
そういった意味では、関係に摩擦が起こりやすいものの、分かり合うことが出来れば連携の取れた関係構築が期待されることでしょう。
両者で視点が異なるものの、タッグを組めば怖いもの無し!
MBTI診断のNとSの違いまとめ
最後にN(直観型)とS(感覚型)の違いをおさらいしましょう。
- 性格:新しいアイデアを探求
- 恋愛傾向:感情的な共感や理解を重視
- 適職:革新的な提案・サービスを提供する仕事
- 仕事の仕方:鋭い視点を持ち新たな発想を生む
- 性格:安定性や信頼性を重視
- 恋愛傾向:忠実さを重視
- 適職:自己表現ができる仕事・献身する仕事
- 仕事の仕方:常に安定した成果を出す
このように、N(直観型)は全体を見渡し未来を見据えた発想を好む傾向にあるようです。
一方で、S(感覚型)は細部までこだわり経験に基づいて安定した成果を出すようです。
N(直観型)は”森”を見るのに対してS(感覚型)は”木”を見るのですね!
以上が、N(直観型)とS(感覚型)の違いのまとめでした。
ここまでお読みくださりありがとうございました。